コミュ障とは、人との関わり合いが苦手な人のことを指します。
現代では、自分のことをコミュ障と公言している人は少なくありませんよね。
社会に出れば人との関わり合いは必須なので、コミュ障な人は多くのストレスを抱えているでしょう。
そこで今回は、コミュ障になってしまう原因・特徴や治し方を解説していきます。
少しでも「自分はコミュ障」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
コミュ障の原因はトラウマの可能性が高い
コミュ障になってしまうのは、過去の辛い経験がトラウマになっていることが原因の可能性があります。
ここでは、コミュ障の原因となっているトラウマとして考えられる3つのことを紹介します。
あなた自身に当てはまるものはないか、チェックしてみてくださいね。
家庭内環境

幼少期の家庭環境が影響して、コミュ障になってしまう人は少なくありません。
子供の頃親が厳しくてあまり褒められることがなかった、
両親の仲が悪く喧嘩が絶えない家庭だった…
このような家庭で育ち辛い思いをしてきた人は、他者と関わり合いを持つことに臆病になってしまう傾向があります。
子供の頃の辛い経験は、その後の人格形成に大きく影響してしまうんです。
過去のいじめ

過去のいじめが原因で人と接することに恐怖心を持つようになり、結果コミュ障になってしまう人もいるでしょう。
悲しいいじめの記憶は、時間が経っても簡単には消し去れないものです。
仲良くなりたいと思う人が現れても「また裏切られるんじゃないか」「傷つけられるんじゃないか」と不安になり、
誰にも心を開くことができなくなってしまいます。
ストレス

大人になってから人間関係で強いストレスを感じ、コミュ障になってしまう人もいます。
例えば、会社で毎日のように苦手な上司に執拗に説教され続けると、
それは強いストレスとなりますよね。
誰かに愚痴を言うなどして上手く発散できる人なら心配ありませんが、
自分の中で抱え込んでしまう人は深く落ち込んでしまうでしょう。
その結果、誰にも心を開けずどんどん口数が減り
コミュニケーション能力が著しく低下してしまうといったケースもあるんです。
コミュ障の特徴
人とのコミュニケーションが得意な人は、いつもハキハキしていて明るくポジティブなイメージがありますよね。
では、コミュ障な人には一体どんな特徴があるのでしょうか?
ここでは、コミュ障の特徴について紹介していきます。
「もしかして自分はコミュ障かも…」そう思っている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
声が小さい

コミュ障の人は、とにかく声が小さいことが特徴の一つです。
声が小さくなってしまう原因としてまず考えられるのは、自分に全く自信がない証拠です。
「誰も自分の話になんて興味がない」と最初から思い込んでいるので、
意見を人にちゃんと伝えるためにハキハキ喋ろうという気になれません。
また、声が小さいのは、他者に否定されることが怖いという気持ちの表れでもあります。
自分の意見を人に理解してもらうことよりも、
批判されて傷つくことを避けたい気持ちの方が大きいのでしょう。
営業やプレゼンなど、人を説得する必要がある業務には全く不向きなタイプです。
ネガティブ発言が多い

コミュ障な人はネガティブな発言が多い傾向があります。
人から褒められても「ありがとう」と素直に言えず「私なんて全然ダメ…」と暗い返答をしたり、
仕事でトラブルが起こると「自分には対処できない」と最初から決めつけて逃げてしまうこともあります。
弱音ばかりで、周りの人達をうんざりさせてしまいがちです。
ネガティブ発言が多いのは、やはり自信がなく心配症な性格であるからでしょう。
真面目すぎる
真面目なことは決して悪いことではありませんが、
行き過ぎると人と円滑なコミュニケーションがとれなくなってしまいます。
例えば、職場の飲み会でハメをはずして思い切り楽しむことができず1人浮いてしまったり、
ルールを重んじるあまり「堅苦しい」人と思われていつの間にか孤立してしまうなど、
様々な場面で1人ぼっちになってしまいがちです。
会話が単調的

会話が単調的で面白みにかけることも、コミュ障な人が持つ特徴です。
会話が単調になるのは、緊張してしまうことが主な原因でしょう。
相手に物事をちゃんと伝えたいという思いよりも、
緊張感から解放されるために「会話を早く終わらせたい」という気持ちが先行してしまい、
抑揚が少ない事務的な語り口調になってしまいます。
また、自分の言ってることに自信が持てず、相手の顔色を伺って話してしまう場合も単調的な喋り方になってしまいがちです。
コミュ障の治し方は人それぞれ!
社会に出ると、コミュ障であることで弊害が生じてしまうことは少なくないでしょう。
コミュ障の方は「こんな自分を変えたい…」そう思う場面に何度も遭遇してきたのではないでしょうか?
そんな方に向けて、ここではコミュ障を直す方法について解説していきます。
自分に合ったやり方で、少しずつコミュニケーション力を高めていきましょう
常に笑顔を意識する

コミュ障改善のために、まずは常に笑顔をキープすることを心掛けましょう。
いつもニコニコしていれば自然と明るい気持ちになれるので、
コミュ障特有のネガティブな思考は軽減されるでしょう。
それと同時に周りの人達からの印象もとても良くなり、話しかけられることも増えます。
笑顔でいれば口下手という欠点は多少カバーでき、
「話しかけやすい人」と思ってもらえる効果がありますよ。
沈黙になってもビビらず

会話の中で沈黙の時間が流れると、ビビッてオドオドしてしまう…
コミュ障な人の典型的なパターンですよね。
会話中の間を過剰に恐れる必要も、気にする必要もありません。
「何か喋らないといけない」「面白くないヤツと思われているかもしれない」
そんな風な思考に陥ってしまうのが、ビクビクしてしまう要因でしょう。
しかし、沈黙の中オドオドしてる方が相手に変に思われてしまう可能性は高いですよ。
話してる時に間が生まれるのは当然のことだし、誰の責任でもないので、堂々としていればいいんです。
同じ趣味の人と会話してみる

コミュ障改善のために、会話が盛り上がりそうな人と仲良くすることから始めてみるのも効果的ですよ。
最も会話が弾むのは、趣味が同じ人です。
人と話すのが苦手でも、自分の関心のあることについての話題であれば楽しいし、
自然と盛り上がることができるでしょう。
そのうちに人と会話すること自体に慣れて、
他の人とも何気ない話題を楽しめるようになることが期待できます。
小さい成功体験を積み上げる

コミュ障を直すには、自分に自信を持つことも大切です。
自信をつけるために、小さなことで良いので成功体験を積み上げていきましょう。
今現在、仕事や勉強で何か目標を持っているという人は、
そこに向かってどんどん突き進んでいきましょう。
途中で諦めてしまうと、「やっぱり自分には無理だった…」とまた一つ自信を失うだけなので、最後までやり抜くことが重要ですよ。
その他には、自分の欠点を努力で改善していくことも成功体験と言えます。
自分を好きになれば、堂々とした態度で人と接することができるようになりますよ。
あえて聞き手になる

口下手でどうしても上手く話せる自信がない…そんな方は、
あえて聞き手に徹することも方法の一つですよ。
聞き上手になれば、人にコミュ障という印象を持たれることはなくなります。
話し手が聞き手に求めるのは、しっかりとした相槌や、発言に共感してくれることです。
ただただじっと聞いているだけではコミュ障と認識されてしまうので、その点だけは注意が必要です。
まとめ

「コミュ障な自分が嫌い…」もしあなたがそんな風に思っているなら、
自分を好きになれるようにしっかりと改善していきましょう。
ただ、いきなりコミュニケーション能力が高い人になろうとしてはいけません。
なぜなら、空回りして余計に人との関わり方が不自然になる可能性が高いからです。
そうなると「変なヤツ」「絡みづらい」などと思われて、一気に周りから人が離れていってしまいます。
なので、自分のペースで少しずつコミュ力を身に付けていってくださいね。
その結果人と接するのが「楽しい」と思えるようになれたら、コミュ障は改善されたということです。